【質問者】
東 隆一 防衛医科大学校形成外科准教授
【軍陣医療の中で発展してきた形成外科技術は敗戦とともに途絶えた】
現在の形成外科に相当する手術手技は,紀元前古代インドのSusrutaによる前額正中皮弁による造鼻術が初めてと言われています。現代の形成外科の発展と体系化には,第一次世界大戦での戦傷者の顔面変形や欠損についてtube flapなどで高度に機能と整容的な再建を追求した英国海軍軍医であるH. Gilliesによる功績が大きく,The father of plastic surgeryと呼ばれています。
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