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手のふやけを主訴に受診した47歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(266)]

No.5112 (2022年04月16日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

栗原むつか (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

石塚晃介 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2022-04-14

最終更新日: 2022-04-13

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20代の頃から入浴や皿洗いのあとに両手掌がふやけて白くなることを自覚していた。手背,手指,足底には出現しない。水温にかかわらず,5分程度の浸水で誘発され,1時間程度で自然に軽快する。疼痛や瘙痒はない。1週前より症状が気になったため当科を受診した。

既往歴に気管支喘息(7歳児より)と2年前からの慢性蕁麻疹がある。内服・吸入薬はテオドール®,アイピーディ®,フェキソフェナジン,レルベア®。家族歴,喫煙歴,飲酒歴に特記事項なし。

身体診察では異常を認めない。非浸水時と浸水5分後の手掌を示す(図1,2)。

研修医の診断:水性蕁麻疹

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