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■NEWS サル痘患者、国内第1例・第2例確認─都内の医療機関を受診

No.5128 (2022年08月06日発行) P.71

登録日: 2022-08-01

最終更新日: 2022-08-04

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厚生労働省は7月25日、欧州や北米を中心に感染が拡がっているサル痘について国内初の患者が確認されたと発表、7月28日には国内2例目の患者が確認されたと発表した。

1例目の患者は、都内在住の30代男性。渡航先の欧州でサル痘と診断された者との接触歴があり、「発熱、発疹、頭痛、倦怠感」の症状で25日に都内の医療機関を受診。検査の結果、陽性と判定された。

2例目の患者は、北中米在住・都内滞在中の30代男性。「頭痛、筋肉痛、倦怠感、口内粘膜疹」の症状で27日に都内の医療機関を受診。検査の結果、陽性と判定された。

いずれの患者もそのまま入院し、状態は安定しているという。

■潜伏期間は7~14日、発症後2~4週間で治癒

サル痘は、サル痘ウイルスによる急性発疹性疾患。主に①感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液に触れた場合(性的接触を含む)、②患者と近くで対面し、長時間の飛沫にさらされた場合、③患者が使用した寝具等に触れた場合─に感染する。

日本では感染症法上の4類感染症に指定されており、これまでアフリカ大陸の流行地域(西部から中央部)で発生が確認されていたが、2022年5月以降、欧米を中心に世界各国で海外渡航歴のないサル痘患者が確認されている。

サル痘の潜伏期間は7~14日(最大5~21日)。その後、発熱、頭痛、リンパ節腫脹、筋肉痛などの症状が0~5日続き、発熱1~3日後に発疹が出現、発症から2~4週間で治癒するとされている。

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