世の中,次から次へと新たなカタカナ語が生まれています。医療界も例外ではなく診察室における医師の説明でも多用され,患者にとっては意味不明・理解不能な場面も見られます。
①ついつい便利なもので説明にもカタカナ語を多用してしまいました。医療用語として皆さんにも十分浸透し,理解されているものと思っておりました。
②大変失礼しました。エビデンスとは「この治療法がよいと言える証拠」という意味です。またガイドラインとは「研究成果をふまえて学会などが作成した標準的な治療指針」という意味で,科学的根拠に基づいて治療しておりますのでご安心下さい。今後は極力平易な言葉を用いて説明させて頂きます。
医療用語には,カタカナ語や略語など昔から多用されてきました。このような業界用語はその業界で働いている方々にとっては大変便利ですが,医療に関する知識が乏しい患者にとってはわかりづらいものです。②のように会話の中で言葉の説明を補いながら,その後の会話では患者にも理解できる平易な言葉で説明するのを心掛けることが必要です。