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多関節痛[もう騙されない!外来に現れるミミック疾患(21)]

No.5196 (2023年11月25日発行) P.12

監修: 谷口洋貴 (洛和会音羽病院総合内科部長)

執筆: 礒田 翔 (大阪医科薬科大学病院総合診療科)

執筆: 鈴木富雄 (大阪医科薬科大学地域総合医療科学寄附講座特別任命教員教授)

登録日: 2023-11-28

最終更新日: 2023-11-24

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ピロリン酸カルシウム沈着症〔calcium pyrophosphate(CPP)deposition:CPPD〕は,無症候性についで,急性の単関節炎を呈することが多い(いわゆる偽痛風)。しかし,慢性の多関節炎をきたす病型(chronic CPP crystal arthritis,別名pseudo-RA)もあり,関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)を擬態することがある。なお,文献によってCPPDの用語が統一されていないが,ここではピロリン酸カルシウム沈着症とした。

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