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クリニックの電子カルテ:どう選ぶ?どう使う?[ドクターズチャート発!イマドキ開業の実際どうなん?(6)]

No.5274 (2025年05月24日発行) P.54

MM (ドクターズチャート代表)

よいこはこいよ (ドクターズチャート代表)

登録日: 2025-05-22

最終更新日: 2025-05-20

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  • 本連載では,医師限定オンラインサロン「ドクターズチャート」の代表であるMM先生,よいこはこいよ先生に,ドクターズチャート内での話題をもとに,イマドキの開業・開業医について語って頂きます。

    MM:ドクターズチャート代表。開業10年以上の医療法人理事長。Ph.D.。 Xフォロワー2万人。
    Xアカウント: @medpractitioner

    よいこはこいよ:ドクターズチャート代表。医学博士,内科医,クリニック院⻑。Xフォロワー1万人。
    Xアカウント: @practitioner_11

    3800名の開業医/準備医師が参加する情報交換型オンラインサロン
    【ドクターズチャート】はこちら 

    導入のきっかけ

    ──近年,医療機関におけるデジタル化が進んでいますが,今回は,電子カルテについて,お話を伺いたいと思います。

    MM 私が開業したのは十数年前ですが,その頃から,開業するなら電子カルテを導入するのが当然,という雰囲気が出てきていました。当時は,今のようにオンプレミス(以下,オンプレ)型かクラウド型かで迷う時代ではなくて,ほぼオンプレ型一択でした。私の場合は,知り合いの診療所の先生が使っていて「使いやすい」と評判のものを選びました。それ以来,2回ほどハードを全部入れ替えています。そのたびに200〜300万円くらいかかっていますけど,同じ会社の製品をずっと使い続けています。

    よいこはこいよ(以下,よいこ) 私も開業したのは十数年前ですが,電子カルテを選ぶ人は少数派だったと思います。私はとにかく,ありとあらゆるものをデジタルで見られるようにしたいという想いで,最初から電子カルテ一択でした。受付スタッフや看護師も含めて,情報を共有するにはデジタルが良いと考えたからです。当時はまだ一般的ではなかった医療用画像管理システム(PACS)も一緒に導入して,紹介状やX線フィルムなど,当時はまだデジタル化されていなかったものも全部スキャンして,PACSに取り込みました。

    残り5,175文字あります

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