
【背景】
レジオネラ属菌に汚染された感染源からのエアロゾルなどの吸入により,感染が成立する。日本では,特に入浴施設における大規模な集団発生が社会問題となっている1)。レジオネラ属(Legionella)には63菌種以上(3亜種を含む)が含まれ,そのうち20菌種以上にヒトでの病原性が確認されている。L. pneumophilaには複数の血清群が存在するが,臨床では血清群1が最も多く分離される1)。レジオネラ属菌は細胞内寄生菌であり,ヒト体内のマクロファージなどの細胞質内で増殖する1)。4類感染症である。