株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

肺癌の再発?それとも……[画像診断道場~実はこうだった(281)]

No.5225 (2024年06月15日発行) P.1

市川 椋 (信州大学医学部内科学第一教室)

曽根原圭 (信州大学医学部内科学第一教室)

花岡正幸 (信州大学医学部内科学第一教室教授)

登録日: 2024-06-13

最終更新日: 2024-06-11

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

60歳代,男性。
X-1年10月に右上葉肺扁平上皮癌と診断され,同時化学放射線療法を施行。治療効果は部分奏効であったが,X年1月に放射線肺炎を発症し,ステロイド治療を開始。6月時点でプレドニゾロン2.5mg/日まで漸減。同月の胸部X線で右上肺野の透過性低下,胸部CTで右上葉の浸潤影を認めた。
既往歴:放射線肺炎(ステロイド治療期間5カ月),高血圧症,ヘルペス角膜炎,白内障。喫煙歴:40本/日(20~52歳)。
血液検査:WBC 4.98×103/μL,CRP 0.82mg/dL,SCC 1.3ng/mL,CEA 2.2ng/mL。

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top