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食事で悪化する右下腹部痛を訴えた56歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(320)]

No.5260 (2025年02月15日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (医療法人生坂医院)

李 宇 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

岸本浩一郎 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

岡野義英 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2025-02-13

最終更新日: 2025-02-12

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半年前より右下腹部痛が出現し,食事量に依存して増悪するため分食で対処していた。腹痛は持続性で,排便で改善し,悪心・嘔吐・体重減少を伴わない。前医で卵巣腫瘍の関与が疑われ,切除されたが症状の改善を得られなかったため当科に紹介された。

既往歴は卵巣成熟奇形腫術後。腹痛に対してロキソプロフェンとアセトアミノフェンを処方されたものの効果がなく,内服を中止していた。身体診察では,図1の部位に限局した圧痛がみられた。


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