Q
75歳,男性。慢性硬膜下血腫で自宅療養中,パーキンソン病による無動あり。日常生活自立度C1,仰臥位を好む。仙骨部から臀裂に褥瘡を生じた(図1)。圧すると痛みを訴え,熱感と硬結を触れる。
この褥瘡の創状態を改定DESIGN-R®2020で評価するとき,深さは以下のうちどれか。
①d2
②D4
③DDTI
④DU
褥瘡に関するアセスメントには2種類ある。褥瘡を予防するという観点から発生前に危険因子を評価するリスクアセスメントと,発生した褥瘡を評価する創状態アセスメントである。それぞれに用いる代表的なツールを提示する。
褥瘡発生の危険因子をチェックし,科学的根拠に基づいて褥瘡予防策に生かすリスクアセスメントツールが開発されている。