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自由診療のための別サイトは作成すべき?~開業3年目の皮膚科医のケース[〈失敗から学ぶ〉医療機関ネット戦略のケーススタディ(5)]

No.5263 (2025年03月08日発行) P.46

河村伸哉 (株式会社日本経営 Wevery! 創業者)

登録日: 2025-03-05

最終更新日: 2025-03-04

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ご相談内容
皮膚科を開業して3年になります。お陰様で順調に患者数が伸びていますが,保険診療だけではたくさんの患者を診ることが必須になり,疲弊しております。より単価の高い自由診療の患者を増やすため,自院のオフィシャルサイトを作成した業者に相談したところ,自由診療専用のwebサイトをオフィシャルサイトとは別に作成するのがよいと言われ,100万円かけて自由診療専用サイトを作成しました。
運用開始から半年ほど経過しましたが,自由診療の患者さんは思ったほど増えていません。業者は「まだ半年なので」と言い訳をしていますが,そもそも別サイトを作成すること自体必要だったのかという疑問が湧いてきています。どうすればよかったのでしょうか?
河村よりご回答
オフィシャルサイトとは別にサイトを持つことのメリット・デメリットを把握して判断しましょう。

オフィシャルサイトとは別に専門の治療を強調するためのwebサイトを作成することは,随分前から行われてきた手法になります。医療だけでなく様々な分野で行われていますので,ある程度効果のある手法の1つと言えるでしょう。
しかし,どのような医院でもメリットがあるかというとそうではありません。そもそもの作成意図だけでなく,企業のように専属のプロモーション担当がいない,広告にかけられる費用も限られているという医院ならではの条件を鑑みて,作成するか判断すべきです。

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