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原因不明のアナフィラキシーショックを主訴に受診した75歳男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(103)]

No.4754 (2015年06月06日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健

廣瀬裕太

廣田悠祐

大平善之

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-17

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  • 某年5月,受診13日前の15時に庭のサザンカの剪定を行い,18時に夕食をとった。その後21時に悪心,24時に顔面・体幹の発赤と瘙痒感を伴う膨疹が出現。救急外来にてショックバイタルを認め,補液およびソル・コーテフの点滴により回復した。アナフィラキシーが疑われたが,原因不明のため当部を紹介受診した。

    既往歴に上室性不整脈等があり,アスペノンを服薬中だが新規薬剤は服用していない。

    受診時は無症状で,身体診察に異常を認めない。

    一般血液・生化学検査はWBC 7700/μL(好中球53%,好酸球15%),CRP 0.9mg/dLであった。



    研修医の診断:サザンカの花粉によるアナフィラキシーショック

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