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特集:ギラン・バレー症候群 ─今わかっていること

No.4834 (2016年12月17日発行) P.27

監修: 結城伸泰 (前シンガポール国立大学内科学・生理学教授)

登録日: 2016-12-16

最終更新日: 2016-12-08

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監修:結城伸泰(前シンガポール国立大学内科学・生理学教授)

ギラン・バレー症候群(Guillain-Barré syndrome:GBS)が1916年に記述されて100周年を迎えた。一方,中南米でのジカ熱流行に伴う発生の増加で注目を集めている。名前がよく知られている割に病態や診断・治療が知られていない本症候群の知識は,実地医家にとっても興味深いものと思われる。
この四半世紀,その病態解明にわが国の研究者が大いに貢献したこともあって,2012年にNew England Journal of Medicine誌に総説を上梓した。本特集では,以前,筆者とともに研究や診療に携わった3氏に,その総説にとらわれず,最新の知見や独自の意見を盛り込んで分担・執筆して頂いた。読み比べて,お楽しみ頂きたい。

1 ギラン・バレー症候群の臨床的特徴
─疫学・診断・病型など

山口大学大学院医学系研究科神経内科学講師 古賀道明

2 ギラン・バレー症候群の発症機序
─病理・自己抗体・分子相同性・動物モデルなど

国立病院機構和歌山病院小児科医長 西本幸弘

3 ギラン・バレー症候群の治療
─免疫療法・予後予測モデルなど

獨協医科大学神経内科准教授 国分則人

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