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発熱,頭痛,筋肉痛を主訴に受診した76歳男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(114)]

No.4778 (2015年11月21日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

鋪野紀好 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

大平善之 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-08

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  • 12月初旬,関東某県で農作業を行った。それから1週ほどで,発熱,頭痛,筋肉痛が出現したため当部を受診した。服薬なし。

    身体診察では,体温38.7℃,脈拍110回/分(整),血圧120/80mmHg。Jolt accentuation陰性。頸部および腋窩に圧痛を伴うリンパ節を数個触知する。Castell’s sign陽性だが脾臓は触知しない。体幹から四肢に最大で母指頭大の紅斑性丘疹を認めるが(図1),顔面には出現しなかったために皮疹の自覚はない。筋力低下や筋の把握痛を認めない。

    一般血液・生化学検査での異常値はAST 74U/L,ALT 57U/L,LDH 382U/L,γ-GTP 101U/L,CRP 6.0mg/dLのみである。


    研修医の診断:麻 疹

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