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発熱と意識障害を呈した59歳男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(129)]

No.4810 (2016年07月02日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

大田貴弘 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

鋪野紀好 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-01-23

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  • 10日前から38℃以上の発熱,頭痛,悪心,嘔吐が出現した。6日前からは血圧手帳に正しい記載ができなくなり(図1),2日前には新幹線でトイレに立った後に座席へ戻って来られないなどの症状が出現したため,当科を紹介受診した。

    体温38.0℃,脈拍100回/分(整),血圧136/82mmHg,呼吸数24回/分,意識レベルE3V4M6。Neck flexionテスト陰性。

    血液検査ではWBC 13100/µL(好中球88.2%),CRP 0.2mg/dL。頭部CTを示す(図2)。



    研修医の診断:無菌性髄膜炎

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