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2週前から増悪する腰痛を主訴に受診した76歳男性 [キーフレーズで読み解く 外来診断学(148)]

No.4851 (2017年04月15日発行) P.1

生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

大平善之 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2017-04-13

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  • 2週前から体動で誘発される腰痛が出現した。受診前日の他院腰椎MRI検査にて変形性腰椎症と診断され(図1),鎮痛薬を処方されたが,症状が悪化するため当科を受診した。安静時痛はない。既往歴,生活歴に特記事項なし。

    身体診察では体温36.8℃,血圧102/82 mmHg,脈拍82回/分。第2肋間胸骨右縁にLevine Ⅲ度の収縮期駆出性雑音を聴取する。L1・2に叩打痛を認めるが,肋骨脊柱角にはみられない。神経学的所見は正常範囲。

    一般血液・生化学検査ではCRP 11.5mg/dL,尿定性検査では潜血+,白血球2+。

     


    研修医の診断:腎盂腎炎

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