(静岡県 M)
(1)気管支拡張が進展していく可能性
気管支拡張症,慢性好中球性気道炎症の急性増悪の症例と考えます。ご指摘のように,CTで右肺中葉末梢,左肺上葉舌区末梢に気管支拡張性変化と周囲肺野の濃度上昇を認め,黄色痰が抗菌薬投与により消失していることから,インフルエンザ菌をはじめとした微生物の定着および感染があると考えます。非結核性抗酸菌感染症の否定のために,気管支鏡洗浄による菌検索を実施することをお勧めします。
残り1,004文字あります
会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する