少し話が脱線しました。地域や社会,または利用者の思いを聞くことが医療の質や医療経営にとって,何より重要だということですが,もっと短絡的に言うと,双方のコミュニケーションがうまくいっていることが重要というです。
では,コミュニケーションが順調にいっているとは,いったいどういう状況をいうのでしょうか。情報が豊富にあることでしょうか。それとも,みんなが日頃からよく話し合ったり,こまめにメール交換をしている状態のことでしょうか。
もちろん,そうしたことに目が向き,心がける人が多いことは,組織としても現場としても,素晴らしいことだと考えますが,大事なことは,そのような努力の結果,「組織の全員が同じ方向を向いて…」ということができているかどうかです。
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