研修医2年目のAくんは救急外来の当直中,患者さんが一段落して仮眠室で夢の中です。日中は予定の業務だけでも大変だったのに,外来からの直接入院があって問診や診察,オーダー入力に追われた1日でした。そんなわけで誘い込まれるように眠りについてしまいました。
そんなときに救急外来の受付の事務員から患者さんが見えたとの連絡がありました。話を聞くとバイタルは安定しているようです。Aくんは事務員に不機嫌そうな声で返事をして,眠い目をこすりながら救急外来に出向き,少しふてくされた顔をして患者さんに挨拶もせずに診察を始めました。
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