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(50)毎日多くの患者さんが来院する中で,多くのトラブルが起きています【SECTION4 実際に患者さんと接するときのポイント】[特集:これだけは押さえて欲しいルール&マナー]

No.4714 (2014年08月30日発行) P.69

武田純三 (独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 病院長)

登録日: 2016-09-01

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  • 小さなトラブル

    <杖をついた患者さんが…>

    杖をついた老齢の患者さんが,杖を落としてしまった。床に転がった杖をとろうとしたが,足の不自由な患者さんには杖をつかむのは困難で,転倒しそうである。受付カウンターに立っている職員は,気が付いていると思われるが,何もしなかった。

    <走り回る子どもが…>

    待合室で子どもが大きな声を上げて走り回っていた。近くにいた女性が親に注意したところ,親と喧嘩になった。結果的に警察を呼ぶまでにこじれてしまった。なお,子どもは発達障害のある患児で,静かにしていることができなかった。少し離れたところには事務職員が,別の場所には警備員,診察室周囲には看護師がいた。詳細は不明でも,子どもが騒いでいたこと,喧嘩が起きたことは認識できていたはずであるが,何もしなかった。

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