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頭痛および右頰部のしびれを主訴に受診した67歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(149)]

No.4854 (2017年05月06日発行) P.1

生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

廣瀬裕太 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

横川大樹 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

廣田悠祐 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

大平善之 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2017-05-04

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  • 2日前からの頭痛,前日からの右頰部しびれを主訴に当科を受診した。頭痛はこれまでに経験した中で最悪かつ増悪傾向であり,前日より嘔吐を伴っている。7日前に一過性の上気道症状を認めていた。

    身体診察では,意識清明,体温36.6℃,脈拍72回/分,血圧166/84mmHg。neck flexion testは陰性。右側の上口唇,鼻翼外側,頰部,上顎歯肉に触覚および温痛覚低下を認める。一般血液・生化学検査の異常値はWBC 10000/μL,CRP 3.8mg/dLのみ。頭部単純CTを示す(図1)。

     研修医の診断:髄膜炎

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