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特集:今,必要な褥瘡ケアの知識

No.4747 (2015年04月18日発行) P.21

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-20

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監修:寺師浩人(神戸大学医学部形成外科教授)

1998年に褥瘡という外傷に対する治療・予防のために,世界で初めて「日本褥瘡学会」が設立された。当初から医師や看護師のみならず,栄養士,理学療法士,医工学専門家など多科・多職種の医療従事者をはじめ,製薬・医療機器・器具業界など,各界が一丸となって活動している。一昔前までは「看護の恥」と言われた「床ずれ」を「褥瘡学」として位置づけ,大きな社会現象を伴い,国を動かした。その後,診療報酬改定を重ね,褥瘡の予防を当たり前とする社会へと成熟させている。
今や褥瘡の手術などは病院で,完治するまでの処置やケアは在宅で行う方向になってきた。その流れをふまえ,本特集のテーマを「今,必要な褥瘡ケアの知識」とし,すべての医療関係者,介護従事者と知識を共有したいと考えた。

1 今,必要な褥瘡におけるポケット形成機序の理解 ─仙・尾骨部
神戸大学医学部附属病院看護部 松本衣代

2 今,必要な褥瘡におけるポケット形成機序の理解 ─坐骨部
神戸大学大学院保健学研究科リハビリテーション科学領域 前重伯壮

3 今,必要な褥瘡における創傷被覆材の使用方法
神戸大学医学部附属病院看護部副看護師長 丸尾 郁

4 今,必要な在宅褥瘡ケア
彦根市立病院外科副部長 切手俊弘

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