世界保健機関(WHO)が3月に公表したレポートによると、世界の5歳未満で死亡する子どもの26%に当たる約170万人は、大気汚染や受動喫煙、清潔でない水などの有害な環境が原因だという。
死亡者数が最も多かったのは、肺炎などの呼吸器感染症で約57万人。下痢が約36万人、早産などが約27万人と続く。
レポートでは、有害な環境への曝露による影響は、母親の胎内にいる時から始まり、生涯を通じて健康問題に関与すると指摘。大気汚染はさらに、心疾患や脳卒中、がんなどの発症リスクを高める可能性があるとしている。
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