No.4907 (2018年05月12日発行) P.7
登録日: 2018-05-11
4月19日の参議院厚生労働委員会で、医師議員の足立信也氏が勤務医の時給換算給与額を質問し、厚生労働省が「約5200円」と答える場面があった。根拠として示された「2017年賃金構造統計基本調査」で確かめると、勤務医の所定内給与額(84万9000円)を所定内実労働時間数(163時間)で割ると5208.6円(≒5200円)となる。歯科医師より約1500円、薬剤師より約3000円高く、勤務医を上回る職業は航空機操縦士のみだ。ただし同調査では勤務医の超過実労働時間数が14時間となっており、実態が反映されていない可能性がある。なお、時給換算給与額を性・年齢別にみると、全年代平均で1000円以上男性が高い。
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