□皮下の可動性のよい腫瘤。単発例が多いが,多発することもある。
□良性の間葉系腫瘍であり,緩徐に拡大する。
□血管脂肪腫は疼痛を伴う。
□頸部,躯幹,上腕大腿などに好発する。脂肪組織から発症するので可動性のよい皮下結節で,隆起がなければ外観は健常皮膚である(図1・2)。通常自覚症状はないが,血管脂肪腫は圧痛を伴う。
□MRI画像では,T1強調画像で高信号(黒),T2強調画像で高信号(白)に描出され,脂肪抑制画像で低信号を示す。
□CT画像では正常の皮下脂肪と同様に描出される。
□病理組織検査では,腫瘍の周囲には健常の脂肪組織が存在することより,確実に腫瘍を採取することが肝心である。
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