株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

右背部痛を訴える57歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(181)]

No.4923 (2018年09月01日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2018-08-30

最終更新日: 2018-08-29

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

        


3カ月前から右背部に持続的な痛みを感じるようになった。痛みは前屈で軽減傾向にあり,背中を丸めた姿勢で活動している。また仰臥位で痛みが強くなるため,側臥位で就寝している。痛みが増悪したため整形外科にて胸椎CTを施行されたが原因不明であり,当科を紹介受診した。発熱や体重減少を認めない。既往歴,生活歴に特記事項なし。

身体診察では,体温36.7℃,血圧152/96 mmHg,脈拍82回/分。傍脊柱筋に圧痛なし,脊椎叩打痛なし。Kemp’s test陽性(図1)。

一般血液・生化学検査は正常範囲。胸椎CTを示す(図2)。



 研修医の診断:筋筋膜性疼痛症候群

プレミアム会員向けコンテンツです(期間限定で無料会員も閲覧可)
→ログインした状態で続きを読む

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連求人情報

関連物件情報

もっと見る

page top