6カ月以上家から出ず、家族以外との交流をほとんど持たない「ひきこもり」の中高年(40~64歳)は全国で約61万人いると推計される。これは15~39歳の推計54.1万人を上回る。内閣府が2018年に40~64歳の男女5000人に実施した訪問調査(有効回答3248人)で明らかになった。5年以上ひきこもっている人が多く、現在の状態になったきっかけの上位3つは「退職」「人間関係」「病気」だった。ひきこもりについての相談先となる機関に必ずしも医学的な対応が期待されているわけではないが、相談したいと思う機関の要素に「精神科医がいる」が入っており、相談したことが「ある」人の約半数は病院・診療所を選んでいる。
と推計