全国健康保険協会(協会けんぽ)は9月2日、レセプトデータ等を活用した分析結果を公表した。これによると、協会けんぽにおける2018年度の急性上気道炎受診者に対する抗菌薬の使用割合は、31.4%。15年度(43.6%)から3年で12.2ポイント減少していた。使用されている抗菌薬の種類は、広域抗菌薬が多くを占めていた。
調査は、協会けんぽ加入者の16年6月~18年5月受付分レセプト(一部15年6月~19年5月)(通常、レセプト受付月は診療月の2カ月後)より「急性上気道炎」の傷病名(疑いは除く)が存在するレセプトを対象とし、急性上気道炎により外来受診した患者を抽出して実施した。
減少している