77歳,女性。沖縄県出身。主訴:発熱,意識障害,下痢。
現病歴:食道癌stage Ⅳに対し化学療法を受けていた。発熱,意識障害,下痢を主訴に入院。血液培養からStreptococcus gallolyticusを検出。抗菌薬治療でも改善乏しく,第16病日に発熱,shock vitalを認め,血液培養からKlebsiella pneumoniaeを検出。抗菌薬治療するも,症状持続。
現症:身長150cm,体重50.0kg,血圧100/60mmHg,脈拍110回/分・整,体温38.0℃,SpO2 99%(3L nasal),呼吸数20回/分。意識E4V3M5。胸部は心音,呼吸音に異常なし。腹部は膨満,軟。蠕動音減弱。腹部全体に圧痛あり,反跳痛なし。全身浮腫著明。血液検査:WBC 5.0×103/μL,CRP 15.45mg/dL,Alb 1.3g/dL。便培養:常在菌。Clostridioides difficile(CD)toxin:陰性。
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