厚生労働省の調査によると、2015年の結核罹患率(人口10万対)は14.4。減少傾向は続いているものの、いまだ低蔓延国の水準である10以下には至っていない。厚労省は東京五輪が開催される2020年までに10以下を目指す方針。
15年に新たに結核患者として登録されたのは1万8280人、結核による死亡数は1955人。新登録患者の7割以上を60歳以上が占める。
罹患率には地域差がみられ、大阪(23.5)、兵庫・東京・大分(17.1)など大都市で高い傾向が続く。
先進国の多くは米国(2.8)、カナダ(4.4)、ドイツ(5.4)、フランス(7.1)、英国(10.0)など10以下となっている。
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