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ファイザー/ビオンテック:「コミナティ筋注5〜11歳用」追加接種の承認取得[新薬開発・販売 FRONTLINE]

No.5133 (2022年09月10日発行) P.15

登録日: 2022-09-07

最終更新日: 2022-09-07

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ファイザーとビオンテックは8月30日、5〜11 歳を対象とするCOVID-19ワクチン「コミナティ筋注5〜11歳用」(一般名:コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2))の国内での追加接種(追加免疫)について承認を取得したと発表した。

これに伴い添付文書が改訂され、用法・用量は初回接種の場合「1回0.2mLを合計2回、通常3週間間隔で筋肉内に接種」、追加接種の場合「1回0.2mLを筋肉内に接種」と記載された。

「コミナティ筋注5〜11歳用」の海外第2/3相試験では、2回目接種から少なくとも6カ月経過後に3回目接種を接種した結果、中和抗体価は2回目接種後よりも高くなったことが確認されている。主な副反応は「疲労」「注射部位疼痛」「発熱」など。ほとんどが軽度または中等度で回復性が認められているという。

ファイザーは9月1日にオミクロン株対応ワクチンの開発状況についても発表。「オミクロン株BA.1」を起源株とする2価ワクチンについては8月8日に厚労省に承認申請済み。「オミクロン株BA.4-5」を起源株とする2価ワクチンについても規制当局と協議を進めており、近く申請する予定としている。

「コミナティ筋注5〜11歳用」追加接種(追加免疫)の接種時期
本剤2回目の接種から少なくとも5カ月経過した後に3回目の接種を行うことができる(他のSARS-CoV-2ワクチンを接種した者に追加免疫として接種した際の有効性・安全性は確立していない)

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