新型コロナウイルスの「第8波」はピークアウトしつつあるとみられていますが、新たな変異ウイルスが国内で拡大する可能性が指摘されるなど予断を許さない状況が続いています。1月アンケートでは、感染拡大の波に何度もさらされながら医療に従事してきた読者の皆さんの罹患経験と、感染症から身を守るために診療面・生活面で特に気をつけていることをおうかがいしました。
新型コロナ感染症に罹患した経験は、6割が「1回も罹患したことがない」、4割が「1回罹患したことがある」と回答。2回以上罹患経験があるという方はいらっしゃいませんでした。
診療面で気をつけていることについては、「この3年間無事に過ごせたのは予防接種、診察室の換気、診察時のマスクと手袋、眼鏡、最後に手洗い」(兵庫・開業医)、「通常外来ではゴーグル、マスク、診察ごとに手の消毒、喉の診察はしない、身体診察は必要最低限に。机、椅子の消毒。白衣は使用せず、スクラブや靴下は毎日取り替える。発熱患者は発熱外来で診察」(滋賀・勤務医)、「患者さんとの距離を取る。できるだけ短い時間にするため初診の方は問診票にしっかり記載してもらう。風邪症状のある方は屋内に入れず車中での対応とする。換気をよくしてマスクと手洗い」(埼玉・開業医)など、特に「マスク」「手洗い」「換気」を挙げる方が多くいらっしゃいました。
「栄養摂取と睡眠、手指衛生を心がける」(愛知・勤務医)など、生活面で気をつけていることについても皆様から多くの情報をいただきました。以下、主なご意見を紹介します。(次ページへ)