慢性疾病のため長期療養が必要な児童への支援を議論する社会保障審議会児童部会の専門委員会(五十嵐隆座長)は7月30日、疾患ごとに決められた一定以上の重症度の患者に医療費を助成する「小児慢性特定疾病」に107疾患を新たに追加することを了承した。パブリックコメントなどを経て最短で9月に大臣告示され、来年1月から導入される。
新たな対象患者は約3~4万人で、対象者は全体で約11万人に拡大する。一方、現行の対象疾患のうち、児童期には発症しないと近年考えられるようになった「悪性マクログロブリン血症」など10疾患は対象から外れる。(助成対象に指定される難病、小慢については次号以降で詳報予定)