SUMMARY
プライマリ・ケアを地域包括ケアネットワークの中に具体的に位置づけていくことが必要である。その際,診療所と地域密着型病院との関係,多職種チームの役割,生活支援とまちづくりの視点を持つことが重要である。
KEYWORD
地域包括ケアの縦軸横軸
地域包括ケアネットワークは,縦軸の医療介護連携,横軸の生活支援とまちづくりの両者から構成される。
PROFILE
1980年厚生省に入省,2014年厚生労働省保険局長,16年内閣官房まち・ひと・しごと創生本部地方創生総括官。21年より現職。(公社)日本認知症グループホーム協会副会長。佐久大学客員教授。
POLICY・座右の銘
明るく,元気で,楽しく,前向きに
2040年のプライマリ・ケアがどのようなものになるかを見通すのは,なかなか難しい。しかし,2040年には少子高齢化がいっそう進んでいるのであるから,現在よりももっと重要な位置を占めていることは疑いない。
プライマリ・ケアが担う範囲をどのように理解するかは重要である。