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子ども虐待死の43%が0歳児 - 厚労省検証結果

No.4718 (2014年09月27日発行) P.7

登録日: 2014-09-27

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2012年度の心中以外の子どもの虐待死は49件51人で、0歳児が43.1%と最も多いことが、厚生労働省が19日に発表した「子ども虐待による死亡事例等の検証結果」第10次報告で明らかになった。
03年の第1次から10次報告までの心中以外の虐待死事例における0日・0カ月児の数は111人に上る。加害者の9割は実母で、母子手帳未発行、妊婦健診未受診等が9割を占めている。
望まない妊娠や若年(10代)出産が原因とみられ、検証に当たった専門委員会は、(1)妊娠から出産に至る切れ目のない相談・支援体制の整備、(2)妊婦が産科医療機関を受診した機会を捉え、行政サービスに結びつくような医療機関と行政の連携強化─などの必要性を訴えている。
同日には、社会保障審議会児童部会の児童虐待防止対策のあり方に関する専門委員会の初会合も開かれた。8月に開催された副大臣等会議で確認された対応方針を踏まえ、実効的な対策の構築に向けた検討を進め、年内をメドに取りまとめを行う。

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