ボディクロック(体内時計)を改善して子どもの学力や大人の仕事の質・効率等のパフォーマンス向上を目指す「ボディクロック研究会」が12月24日に設立された。
会見した内村直尚理事長(久留米大)は「子どもの睡眠の乱れの背景には、親の夜型化と生活習慣、ボディクロックの乱れがある」と指摘。乱れの程度に応じた生活習慣、光環境の改善に向け啓発・研究活動を進めていきたいとした。
研究会は、睡眠の質・量に加え、生活習慣によるボディクロックの乱れを考慮した「3次元睡眠診断」を開発。「良好型」「短眠型」など8パターンの睡眠型を特定するもので、ウェブサイト(http://nemgym. com/bodyclock/)で公開している。これに、毛包細胞から時計遺伝子活性を測りボディクロックのズレを測定する「ヒト概日時計測定法」を組み合わせることで日本人のボディクロックのデータを収集・解析。ウェブやイベント等を通じて情報提供していく。