株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

【良性発作性頭位めまい症(BPPV)診療ガイドライン2023年版】後半規管型BPPVの診断,治療[ガイドライン・インフォメーション]

No.5248 (2024年11月23日発行) P.48

佐藤 豪 (徳島大学大学院医歯薬学研究部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野准教授)

登録日: 2024-10-16

最終更新日: 2024-09-20

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 1
    • 2
  • next
  • 良性発作性頭位めまい症(benign paroxysmal positional vertigo:BPPV)の多くは後半規管に病巣のある後半規管型BPPVであり,頭位変換眼振検査により診断する。

    坐位から右下あるいは左下懸垂頭位へ頭位を変換させる頭位変換眼振検査により,垂直回旋混合性眼振が解発される。右耳が患側の場合,坐位から右下懸垂頭位への頭位変換により,上眼瞼向き眼振と反時計回りの回旋性眼振が混合した眼振が解発される。次に右下懸垂頭位から坐位への頭位変換により,方向が逆転した下眼瞼向き眼振と時計回りの回旋性眼振が混合した眼振が解発される。

    残り378文字あります

    会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連書籍

    もっと見る

    関連求人情報

    関連物件情報

    もっと見る

    page top