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23価vs13価 - 呼吸器学会が肺炎球菌ワクチンでシンポ

No.4748 (2015年04月25日発行) P.8

登録日: 2015-04-25

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昨年10月から65歳以上を対象に予防接種法に基づく定期接種が始まった23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PPSV23)と、65歳以上に適応拡大された任意接種の13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)。18日に都内で開かれた第55回日本呼吸器学会学術講演会のシンポジウムで、臨床現場で両ワクチンをどう使い分けるか、各ワクチン支持の立場から意見交換が行われた。
PPSV23は長年の使用経験から安全性が確認されており、PCV
13はT細胞を介し高い免疫反応とブースター効果が得られる。日本呼吸器学会と日本感染症学会の合同委員会は今年1月、『65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方』で、「現時点では65歳以上の成人におけるPCV13を含む肺炎球菌ワクチンのエビデンスに基づく指針を提示することは困難」と表明していた。
シンポでは「今後、日本独自のエビデンス構築を進めることが必要である」ことが強調された。

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