厚生労働省は11日、障害基礎年金の認定に関する新たな等級判定の指針を公表した。精神障害と知的障害が対象。来月9日までパブリックコメントを募集した上で告示し、来年1月施行予定。
障害基礎年金の認定審査では、日本年金機構の認定医が診断書等に基づき障害等級を判定、1級・2級であれば年金が支給される。
新指針では、(1)日常生活全般における援助の必要度を5段階で示した「日常生活能力の程度」、(2)日常生活の7場面(食事など)における援助の必要度を4段階で示した「日常生活能力の判定」の平均─を組み合わせて等級の目安とする。さらに現在の病状、療養状況、就労状況なども考慮し、総合的に等級を判定する。