厚生労働省は15日付の通知で、新たに副作用が判明した医薬品の添付文書改訂を日本製薬団体連合会に指示した。2型糖尿病治療に用いるSGLT2阻害薬の重大な副作用として「ケトアシドーシス」と「敗血症」が追記される。
改訂が指示されたSGLT2阻害薬は、(1)イプラグリフロジンL-プロリン(販売名=スーグラ)、(2)トホグリフロジン水和物(デベルザ、アプルウェイ)、(3)ルセオグリフロジン水和物(ルセフィ)、(4)エンパグリフロジン(ジャディアンス)、(5)カナグリフロジン水和物(カナグル)、(6)ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物(フォシーガ)─の6成分7品目。
また、悪性黒色腫治療薬のニボルマブ(オプジーボ)の重大な副作用に「重症筋無力症、筋炎」および「大腸炎、重度の下痢」を、抗パーキンソン薬のアマンタジン塩酸塩(シンメトレル)の重大な副作用に「横紋筋融解症」、マクロライド系抗菌薬のアジスロマイシン水和物(ジスロマック)の重大な副作用に「薬剤性過敏症症候群」を追記する。