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特定機能病院の新要件が4月に公布、医療安全強化へ

No.4784 (2016年01月02日発行) P.8

登録日: 2016-01-02

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厚生労働省の「特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」が12月18日、特定機能病院の承認要件見直しに向けて議論した。同省は2016年4月に新要件(省令)を公布予定。
承認要件の見直しは、重大な死亡事故の発生により、東京女子医大病院と群馬大病院が特定機能病院の承認が取り消されたことを受けたもの。塩崎恭久厚労相を本部長とするタスクフォース(TF)が全国84の特定機能病院に集中立入検査を行い、15年11月にその結果を踏まえた改善策を取りまとめている。
検討会で厚労省は、TFの改善策に基づく新要件案を提示。ここで議論となったのが「医療安全管理部門に、専従(就業時間の8割以上従事)の医師、薬剤師、看護師を配置」という案。18年4月から適用するとしている。
これに対し、「“専従”は厳しい」「最初から要件を緩めるのはよくない」など、専従の定義について賛否が出た。検討会は16年1月に報告書を取りまとめる予定。


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