東京都医師政治連盟は7日、新たに発足した「医政活動研究会」の初会合を開催した。
会合では、7月に控える次期参議院議員選挙に日本医師連盟の組織内候補として立候補する自見はなこ氏が挨拶。自見氏は国民皆保険制度を守り発展させることを第一の公約に掲げた上で、「政治の場でやりたいことを主張するには強い団結が必要。政治における強さとは得票数」と訴えた。
研究会は同医師連盟会員の医政に対する理解力の向上を趣旨に発足。当面の課題は自見氏の上位当選実現に向けた結束力アップだ。
同連盟の尾﨑治夫委員長(東京都医師会会長)は、医療の今後について、「どこから国民皆保険制度が綻びをみせるかわからない」と危機感を強調。皆保険制度を守るためには一定の政治力が重要との認識を示し、「近年どんどん医師会推薦候補の得票力が下がっている」として、自見氏への協力を求めた。