厚生労働省はこのほど、新たな副作用が確認された医薬品8成分の添付文書の改訂(次頁表)を日本製薬団体連合会に指示した。
医療用のロキソプロフェンナトリウム水和物(錠剤、細粒、内服液)には「重大な副作用」の項に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」が追記される。医薬品医療機器総合機構(PMDA)によると、因果関係が否定できない副作用が2012年度以降、5例報告されていた。一般用の「ロキソニンS」などの添付文書にも改訂が指示され、「相談すること」の項に同様の注意喚起が追記される。
麻酔導入剤のフルニトラゼパムは、重篤な呼吸抑制関連症例が2012年度以降に11例報告されたため、観察と適切な処置を求める記載を追加する。