日本の梅毒患者の報告数が急増している。日本性感染症学会によると、2010年から13年には男性患者の増加が顕著で、特定のコミュニティにおける男性間での伝搬が主な原因とされてきた。しかし、14年には男性の異性間感染の増加に伴い、女性の報告数が増加。15年には10年と比べて約5倍と激増した。母子伝播による先天梅毒の症例もみられるようになり、今後も梅毒全体の増加が続く恐れがある。
同学会は「梅毒の症状は多彩で病期によって異なることから、患者はいろいろな診療科を受診する可能性がある。適切な診断・早期治療が感染拡大を食い止める」と注意喚起する。
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