「ニコチン依存症管理料」算定施設は約1万5000に上り、増加傾向にある。禁煙治療終了9カ月後に禁煙できた人の割合は約30%。算定要件の5回の治療を終了した場合の禁煙成功率は5割弱となっている。保険適用の治療の成果としてこの数字をどう見るかは意見が分かれるところだ。
一方、若年層からの喫煙はがんリスクが罹患率・死亡率ともに高いことが分かっている。これを踏まえ2016年度診療報酬改定では若年層の禁煙治療を推進するため、同管理料の喫煙年数要件を緩和した。禁煙治療の保険適用の是非を問う声もあり、費用対効果を含めた今改定の検証が重要となる。
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