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インフルエンザ異常行動、薬の種類にかかわらず注意喚起継続 【厚生労働省】

No.4829 (2016年11月12日発行) P.11

登録日: 2016-11-08

最終更新日: 2016-11-10

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厚生労働省薬事・食品衛生審議会の安全対策調査会は4日、インフルエンザ罹患に伴う異常行動について、抗インフルエンザウイルス薬の種類にかかわらず注意喚起の措置を継続することで一致した。

抗インフルエンザウイルス薬の安全対策を巡っては、「タミフル」(一般名オセルタミビル)服用後の異常行動による転落等の事故が発生したことを受け、2007年以降、10代に対する同薬剤の原則使用差し控えと異常行動の観察等の注意喚起を継続している。

AMED(日本医療研究開発機構)委託事業「インフルエンザ様疾患罹患時の異常行動の情報収集に関する研究」研究代表者の岡部信彦氏(川崎市健康安全研究所)によると、2015/16シーズンで飛び降り等の重度異常行動の報告はタミフル15件、アセトアミノフェン34件、リレンザ7件、イナビル21件。また、これらの薬剤の使用がなかったものでは8件報告された。

厚労省は「薬の種類、使用の有無に関係なく同じような異常行動が発現している」とした上で、安全対策を変更する積極的な根拠は得られていないとして、現在の対策の継続が適当だとした。

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