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見逃してはいけない、急増する梅毒 ─ 多彩な臨床像と無症候期に注意【まとめてみました】

No.4829 (2016年11月12日発行) P.14

登録日: 2016-11-14

最終更新日: 2016-11-10

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  • 日本の梅毒の報告数が急増している。今年は感染症法に基づく報告が始まった1999年以降で最も多かった昨年の報告数を8月の時点で上回り、10月23日時点では3597例に上る。
    今後、梅毒患者を診る機会が増えると見込まれるため、今月1日に日本性感染症学会が公表した『性感染症診断・治療ガイドライン2016』(http://jssti.umin.jp/pdf/guideline-2016.pdf)などに基づき、梅毒の基本的情報をまとめる。

    症状の消退と再発を繰り返し進行

    梅毒は、梅毒トレポネーマが病原体の細菌感染症で、性行為または類似の行為により感染。臨床症状を呈する顕症梅毒と、症状が消える無症候梅毒を繰り返しながら病態が進行する。病期は1〜2期を早期、3〜4期を晩期と区分する

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