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(4)「はとはあと」評価の活用【4章 「変える」で生まれる真価】[特集:患者満足度を上げる院内・院外広報]

No.4727 (2014年11月29日発行) P.67

石田章一 (NPO法人日本HIS研究センター)

登録日: 2016-09-01

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  • 病院広報を施設自身ではなく,外部から評価する仕組みとして,日本HIS研究センターが行う「はとはあと」評価(図1)があります。「はとはあと」とは,文字通り「鳩の心」という意味です。鳩は情報のシンボルと言われ,幸せの青い鳥を表すロゴマーク使用権が認定施設に提供されています。この標章を対外的に示すことで,情報管理に力点を置いた質の高い医療サービスを重視していることを認識してもらおうということです。「はとはあと」は,医療・介護施設へのわかりやすい情報提供を呼びかけており,積極的に医療情報を提供・発信する施設を評価しています。現在は,病院広報の積極性を問う第一ステージを呼びかけています。ここで最高評価に達したら,次は,広報の質を問う第二ステージへと進むことができます。各地の医療施設の広報活動,担当者の研修・モチベーション施策としても有効に使われています。これらの特徴は,自院での評価ではわからない他院の広報活動との差がわかることです。特定の施設との比較は難しいのですが,平均の数値はわかりますので,自院は広報のどの部分が優れていて,どの点に力を入れる必要があるのかといった比較は,ある程度可能です。

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