株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

特集:今、話題になっていること─泌尿器科編

No.4857 (2017年05月27日発行) P.25

登録日: 2017-05-26

最終更新日: 2017-05-24

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

監修:堀江重郎(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学講座教授)

監修のことば

泌尿器科のがん医療はこの30年,目覚ましい発展を遂げてきた。わが国の泌尿器科は外科治療と内科治療をともに行うところに特徴がある。薬剤の効果が高い患者を遺伝子情報や効果予測バイオマーカーで選択するprecision medicine,そして正確,低侵襲に加えて,手術のシミュレーションやナビゲーションによりロボット支援手術をプラットフォームとして行うprecision surgeryがいまや,治療の最先端に躍り出ている。特に前立腺癌は,わが国では2015年から男性が罹患するがんで第1位になっている。
今回の特集では,泌尿器癌の最前線についての話題を,若手のエキスパートに述べて頂いた。読者のみなさまのご参考になることを願っている。

■目次

【話題1】腎癌の手術ナビゲーション
磯谷周治

【話題2】前立腺癌の監視療法とライフスタイル
井手久満

【話題3】尿禁制を保つロボット前立腺手術
北村香介 堀江重郎

【話題4】転移性前立腺癌のprecision medicine
永田政義

【話題5】膀胱癌のロボット手術
武藤 智

コラム
排泄性腎盂造影は必要か?
清水史孝
尿道造影は必要か?
今泉健太郎
腎癌のサイトカイン療法(IFN-α,IL-2)は必要か?
近藤恒徳

関連記事・論文

関連書籍

関連求人情報

公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。透析数25床の能力を有しています。15床から開始いたしましたが、近隣から増床の要望がありお応えしたいと考えますが、そのためには腎臓内科(泌尿器科)医の先生の勤務が必要不可欠です。お待ちいたしております。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問看護、訪問介護、訪問診療体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top