高齢運転者の事故対策を強化する改正道路交通法が3月12日に施行された。
警察庁は改正法により、毎年5万人を超える高齢運転者に認知症の診断が必要になると予想している。これは改正前に比べて10倍以上の増加となり、かかりつけ医が対応する機会も増えると見込まれている。そこで、本特集では、改正法の内容を概説するとともに、今年3月まで福岡県認知症医療センター長を務めるなど、認知症の豊富な臨床経験を有する藤井直樹医師に改正法におけるかかりつけ医の対応と実際の診断書の記載方法について分かりやすく解説していただいた。